【子どもの国際教育】国際バカロレアとは何か②

前回①では国際バカロレアの概要について書きましたので、今回はもう少し詳しく解説します。


▼IB Diploma Programme (IBDP)とIB Certificateの違い

IBには二種類の資格があり、IB Diploma Programme (IBDP)とIB Certificateに分かれています。

IBDPを終えることによって、文部科学省は「バカロレア資格」として表記しています。IB DPはThe Diploma of the International Baccalaureate” が正式名称です。

IBDPは幅広い大学受験資格が可能でありますが、IB Certificateを取得した場合、受験可能な大学が限定されます。大学受験資格という意味では、IBDPを持っていることと、大学によって求められるDPの点数が変わってきます。


▼科目の選択

IBDPでは、6つの教科、通常3科目(最大4科目)を上級 レベル(HL)、その他を標準レベル(SL)で履修します。

また、IB Certificateでは全6科目を標準レベルで履修します。HL科目の学習に240 時
間、SL科目の学習に 150 時間を割りあてます。


これらの科目は6つのグループから1科目ずつ選択します。
グループ1:言語と文学の研究(言語A)- Studies in Language and Literature
グループ2:第二外国語 – Language Acquisition
グループ3:人文社会系 – Individuals and Societies
グループ4:実験科学 – Sciences
グループ5:数学 – Mathematics
グループ6:芸術 – Arts


▼IB Diploma Programme (IBDP)の取得必要条件

IBDPは少なくとも24ポイントを獲得した学生に授与されます。各コースの取得点数は1〜7のスケールで評価されます。またボーナスポイント(コア)は、IBDPの学生に最大3点を授与され、最高45点が獲得可能です。(世界平均:29.9点)


● 最低24点を取得すること
● 3つのHL科目から最低12点を取得すること
● EEとTOKの両方の最終エッセイで合格点を取得すること
● どのレベルのどの科目でも最終成績は1では無いこと
● CASが正常に完了すること
※EE、TOK、CASについては下記で説明


▼IBDPの「コア」


DPで学ぶすべての生徒は、プログラムモデルの「コア」を形づくる次の3つの必修要件を履修しま
す。「知の理論」(TOK:theory of knowledge)では、クリティカルシンキングに取り組みま
す。

具体的な知識について学習するのではなく、知るプロセスを探究するコースです。「創造性・活動・奉仕」(CAS:creativity, action, service)は、DPの中核です。「IBの 使命」や「IBの学
習者像」の倫理原則に沿って、生徒が自分自身のアイデンティティーを構築するのを後押しします。


「課題論文」(EE:extended essay)では、生徒は、関心のあるトピックの個人研究に取 り組み、研究成果を 4000 語(日本語の場合は 8000 字)の論文にまとめます。EEには、 世界を対象に学際的な研究を行う「ワールドスタディーズ」として執筆されるものも含まれます。

参考サイト:
https://www.ibo.org/programmes/diploma-programme/
https://www.ibo.org/globalassets/publications/cas-guide-jp.pdf

https://www.ibo.org/contentassets/76d2b6d4731f44ff800d0d06d371a892/what-is-an-ib-education-2017-ja.pdf
https://www.ibo.org/globalassets/publications/guide-to-universit-recognition-in-japan-jpn.pdf


★日本でもIBを導入するスクールは増えています。IB導入を含む、インターナショナルボーディングスクールのまとめはこちら。