【Q&A】子どもが勉強しないのですが、どうしたらいいですか?⑤~毎日見える化

「子どもがうまく勉強してくれないのですが、どうしたらいいですか?」

回答シリーズ⑤です。

前記事では周りをまきこんで、学ばざるをいけない状況を作る、がポイントでした。

周りに宣言・約束をした後は、毎日やったかどうかを周りに見える化するルールにしましょう。


▼1日ごとにやった・やらないを見える化

短期の行動目標を設定した後、その目標達成の結果は1ヶ月待ちません。

毎日できたかできなかったかの、勝ち負けをハッキリさせる状態にするのです。

それをわかりやすくするために、先まで結果が見えないテストの結果などの目標ではなく、まず行動したかどうかの目標設定なのです。


▼大切なことは何日も連続で失敗させないこと

毎日勝ち負けをつけることのメリットは、日々状況がわかるので、サポートが必要な状態が日々わかるということです。

小さな行動目標、短期目標、周りへの宣言などを活用しても、まだ勉強するまでにハードルが高い子どもはたくさんいます。

毎日10分やるという宣言が2日連続できなかったら、黄色信号です。

3・4日とやらない日が続けば、「もう私はこんなものだからしょうがない」とあきらめモードに入ってしまいます。

毎日勝ち負けの記録をつけることで、失敗しそうになる前に、周りが介入してサポートができます。



▼親が聞かずに済む仕組みを

毎日の結果を記録する際のポイントは、毎日親が「今日は約束は勉強はできたの?」と聞かないで済む仕組みをつくることがポイントです。

この質問は子どもにとって、嬉しい質問ではなく、むしろ嫌な質問でストレスがたまるものです。

また親にとっても、ストレスがたまる行動です。

この行動目標宣言は周りの人にしているものなので、そのたちと共有するという意味で、1日ごとにやったからやってないかをチェックできる表を作って、毎日〇×を書き込む形などがいいでしょう。

親との約束であれば、家の中で絶対に忘れない場所で自分も家族も目にふれる場所においておくというやり方があります。

トイレのドア、玄関のドア、冷蔵庫など、その表を書くのを忘れたという言い訳が成立しない場所、かつ皆の目にとまる場所に置く、ことがポイントです。


▼やったやらないの結果は毎日絶対に記録する

家族からの確認は「約束の勉強はやったの?」ではなく、「表の記入は忘れないようにね」となります。

家族の大事な責任は、子どもが学ぶ時間がとれない日があっても、できなかったことを書くことは絶対に忘れないようにサポートすることです。

〇か×を書くのは1秒でできます。

この1秒の積み重ねができなくて、毎日の学習という積み重ねはできません。


▼家族以外のサポーターへの見える化はLINEなども活用

周りの人の協力で、学校や塾・家庭教師の先生、部活の先生や先輩を活用する場合は、LINEなどを活用してもいいでしょう。

どんなに忙しくても、LINEに毎日、「やりました」「できませんでした」の一言打ち込むことをルールとしましょう。

LINEは1on1でなくて、サポート全員がはいっているグループでもいいでしょう。

できた日はそこに入っている大人が努力を称えられるような、その子を中心とした応援コミュニティになるといいですね。

低学年だと自分で携帯電話を持っていないかもしれませんが、通常その年齢は親で機能することが多いです。思春期の年齢になってきて、親以外の話が聞きやすい状態となるころには、携帯電話を持つ子も多いと思います。

子どもを中心とした応援LINEグループコミュニティというと、大げさに聞こえるかもしれません。

しかしそれでも、自分で学ぶことが難しい子どもに対しては、十分でない場合もあります。

家の中の毎日のチェックリストとLINE活用も、どちらか1つという必要はありません。

学習へのハードルが高い子ども程、あらゆる手段で、こつこつ努力する習慣をつけられるように、周りがサポートしていく必要があるのです。