【Q&A】子どもが勉強しないのですが、どうしたらいいですか?②~小さくたくさん積み上げる

「子どもがうまく勉強してくれないのですが、どうしたらいいですか?」

この回答シリーズ、前回はモチベーションや情熱に頼った学習をしない、を書きました。

モチベーションや情熱に頼らない学習の一つの答えが習慣化です。

本記事は習慣化とその初めの一歩について、できそうなことを小さくたくさん積み上げる、についてです。


▼モチベーションに頼らず学べる習慣

モチベーションがない日でも安定的に学習を継続する。

その方法の1つが習慣にしてしまうことです。

毎日歯磨きをすることに対して、モチベーションや情熱は必要ありません。

毎日の学習を「歯磨き」にしてしまうこと。

これが目指すべきゴールです。


▼できそうなことから小さくたくさん積み上げる

では具体的にどうするか。

絶対唯一の方法があるわけではないので、色々な方法を紹介していきたいと思います。

テストなどが迫っている場合でなければ、最初のアドバイスは、余裕でできそうな小さなことを目標として掲げてやってみる、です。

小さなことを毎日確実にやることで、それが「できた」という実績と自信を積み上げていくのです。


▼目標設定は結果ではなく行動に焦点をあてる

その際の目標設定もコツがあります。

それは結果ではなく、できた・できないの判断がわかりやすい「行動」を目標とすることです。

単語のテストで80%以上をとるを目標にするのではなく、毎日10分英単語学習の時間をとる、を目標にするのです。

なぜならばテストで80%以上をとれるかとれないかは結果論で、自分の努力で必ずしもどうにもならないところがあります。勉強してもとれないかもしれないし、勉強しなくてもとれるかもしれない。

しかし英単語の勉強を10分するは、やったかやらないが誰の目にも明らかです。


▼行動目標は余裕でできるところからでいい

行動目標の勉強時間は人によって違いますが、最初はかなり余裕がある設定で構いません。

この時点で大切なことは自分で設定した目標を確実に超えて、自分に対して自信と実績をつくることです。

通常こういう目標設定をする時は、モチベーションが高い時で、毎日1時間位余裕でできると思って、そういった目標をたてがちです。

しかしいざ忙しい日常が始まって、モチベーションの上がらない日が来ると、モチベーションの高い時にたてた目標に、勝てなくなってしまうのです。

1時間できると思うけれど、実際の勉強の行動目標は10分設定から始める、でいいのです。

10分の目標だけれど、1時間勉強できるのであれば、1時間勉強すればいいのです。


▼最初に挫折しないことがとても大切

余裕でクリアできる目標を掲げるのは、それを達成することがとても大切だからです。

ここがなんとしても達成できるように、周りもサポートをしていきましょう。

小さくても自分のたてた目標を達成すること自体が一番重要です。

はじめの段階から、子どもが自分自身や親・先生に対して、約束を守れなかった、自分はダメだと思ってしまう状態は避けたいところです。

ここで約束が守れないと、子どもが自分は約束も守れない人間だと、自身を否定的にみてしまいます。そんなことはないのに、自分をネガティブにみたり、できない人間だと思ってしまうのです。こういう思い込みが積み重なってしまうことは、その先の学習にとってよくありません。

小さな目標でも毎日達成することで、自分との約束を守って自信と実績をコツコツ積み上げることが、第一歩なのです。